21世紀 メディカルAIフォーラム 第11回会議

21世紀 メディカルAIフォーラム 第11回会議が、4月7日(木)14:00~16:00に開催されました。今回は、名古屋大学大学副学長大野欽司先生が「メディカルAI人材育成事業、名古屋大学の事例」、名古屋大学医学部付属病院特任助教 大山慎太郎先生が「AI-MAILsの狙いと今後の産学連携」、同病院 特任助教 古川大記先生が「履修生からみたAI-MAILs」のタイトルで講演されました。





  講演の1番目の大野氏は、「メディカルAI人材育成事業、名古屋大学の事例」と題して、1.AI-MAILsの概要 2.腸内細菌叢とパーキンソン病の関係の順に講演されました。

この中で、AI-MAILsによって、AIツールの開発者と上手くコミュニケーションを取れる人材を作ることの重要性が強調されました。



 大野氏によるパーキンソン病(PD)研究では、初期PDにおいて、2種類の短鎖脂肪酸産生菌が、これまでの臨床症状と比較して、2年間のPDの進行をより正確に予測したこと、腸内細菌叢の異常を有するPD患者は進行が速いことが示唆されました。



2番目の講演の大山氏による「AI-MAILsの狙いと今後の産学連携」は、1. AI-MAILsの紹介 2.社会背景における医療AIの位置づけ 3.ニーズドリブンな産学連携を推進する医療者の育成の順で進められました。大山氏は、AI-MAILsを活用する学生の様子や企業が医療、ヘルスケアに関心を持つ背景に触れました。様々な企業との連携が挙げられ、医療に関心の少ない企業とも積極的に連携を図る必要性が提示されました。



3番目の古川氏の講演「履修生からみたAI-MAILs」では、1. AIを学ぶ必要性 2. AI-MAILsの概要 3.人工知能と医療 4.間質性肺炎のAI開発 の順でお話が展開。この中で、古川氏の研究がAI研究のロードマップとして取り上げられました。具体例の提示は学生のAI-MAILsに対する期待を高めるとされ、今後は個別化医療を実現するために普遍的なモデルの構築が重要になると結ばれました。

 

 次回は、5月10日(火)14:00~16:00、東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻基礎神経医学講座教授岩坪威先生が「アルツハイマー病の早期診断・治療法開発の現状」、東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻基礎神経医学講座助教佐藤謙一郎先生が「AI、機械学習を用いたアルツハイマー病理予測アルゴリズムの応用」のタイトルで講演されます。

(了)